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イベントレポート No. 23
第5回細胞競合コロキウム

6年前に、井垣先生と三宮の『たばる坂』で痛飲した時に二人とも酔ってふらふらになりながら、「学生の教育をメインにした細胞競合の研究会を始めよ!」というバッカスの神のお告げを受けた(?)。それを契機に始まった細胞競合コロキウム(通称細コロ)も今回で5回目。第1回目はヤスラボと井垣研だけのこじんまりとした会だったのだが、今年からは新学術領域の公募班から参加者も加わって、参加総数70名を越えるという活況を呈する会になったのは何とも感慨深い。

 口頭発表が初日(北大)と二日目(定山渓ビューホテル)あわせて34席。それに加えて、今年からポスター発表(21題!)の場を設け、多くの若手研究者(学生、ポスドク)が発表のチャンスを得る教育と情報交換の場になった。そして、細コロで何よりも素晴らしいのが、質問に立つ若手の多さ!トークの後に、10名以上の質問者が競うように列を作ることも珍しくない。いやあ、こんな学会見たことないよ、ほんまに。質問があまりに多くて、全てのセッションが時間超過。コーヒーブレイクの時間がいつも大幅に削られた。来年はもう少し、質疑応答の時間を多めに確保せなあかんなあ。トークのレベルも年々どんどん向上しており、僕にとっても勉強になることがたいへん多かった。二日目は場所を北大から定山渓ビューホテルに移して午前10時から午後7時までぶっ続けでトークの連続。さすがに、最後は参加者皆がヘロヘロになりました。でも、細胞競合漬けで、やりきったという充実感に溢れた疲労感だったなあ。参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。御陰様で、素晴らしくアクティブな研究発表会になりました! 

定山渓ビューホテルの夕食はビュッフェ形式で、カニやらステーキやら食べ放題。レベルが大変高く、皆、大満足でした。

そして、その後は細コロ恒例の裏ポスター発表。口頭発表できなかった人が思い思いに3?5分間の個性的な自己紹介。今年からポスター発表を始めたこともあり、自己紹介はヤスラボの4名のみ。いやあ、この4名、やってくれましたね。それぞれ個性的な自己紹介で、ヤスラボの面目躍如という 感じでした(ひーちゃん、美智、英里奈、伸也、よくやった!あっぱれじゃ)。その後は、学生を対象とした表彰式。今年、表彰されたのは以下の方々です。

最優秀口頭発表賞坪井有寿大阪大学:藤本研(何と2年連続!)
優秀口頭発表賞山本真寿京都大学:井垣研
山田壮平奈良先端: 松井研
最優秀ポスター発表賞佐々木彩名北海道大学:ヤスラボ
優秀ポスター発表賞大倉寛也大阪大学:岡田研
萩原僚九州大学:水野研
ベストディスカッサー賞佐奈喜祐哉京都大学:井垣研
ベストディスカッサー賞鳴海利香北海道大学:ヤスラボ

おめでとうございました!全体的にレベルが高く、審査員の票もかなり割れました。

そして、その後は例年のように、UNO大会と麻雀大会。UNO大会、今年は二つのテーブルに分かれて(麻雀の横で)大盛り上がりでしたね。僕は麻雀に熱中していたのでよく分からないのですが、午前3時過ぎまで歓声が沸き起こり、異常な熱気に包まれていたのは一体なんだったのでしょうか(細コロ史上最高の盛り上がりだったと思います)。成績は以下の通りです。

UNO大会結果

1位 渡邉裕貴 北海道大学
2位 竹之下憂祐 大阪大学
3位 佐奈喜祐哉 京都大学

 

またその横では、有寿とえりか(そして途中から美智)が酒を飲みながら夜明けまで女子トーク。小耳に挟んだ話題は「酒の肴は何がいいか」、などだったようだが。。。?酒を飲みながら話すのは、研究会の定番なのだが、細コロでは酒を断ち麻雀の勝利探求に専念しているヤスであった。また今度、麻雀がない時に一緒に飲みましょう!

そして麻雀大会!!!強者ども10名が2卓に分かれて、午後10時から午前7時過ぎまで熱戦を繰り広げた。今年新たに参加された阪大の船戸先生はなかなかの強敵だった。また倉永研の川元君(通称:悠平)はヤスラボのヒーちゃんの不思議流に惑わされて稼いだ点棒を全て彼女に貢いでいた(麻雀にはやっぱり相性があるねえ)。
まず最初にトップに立ったのが東大一條研の河原崎君(通称:カワラ)。昨年ヤスを最後の最後まで追いつめた実力者である。3回の半荘を終えて、2位に2万5千点差を付け、カワラが独走体制を築いたかと思われた。しかし、4回目の半荘でヤスが大爆発!リーチ一発ツモジュンチャンイーペーコーの親のハネマンをツモ上がって流れをつかみ、カワラからピンピンロクを直撃するなど6万点を越える大勝ちで一気に首位を奪還。その後午前6時を越え、雀士達の疲労がピークに達した頃、ヤスが2位に大差を付け、勝負あったかと思われた。しかし、「ヤスをこのまま勝たせてはいけない」との八子の呼びかけでカワラ、船戸先生、八子が集結。ヤス「受けて立つぜ!」。4人で最後の半荘に突入。ヤス包囲網を敷かれる中でも、ヤスは冷静に堅実な麻雀を展開。大きく振り込まず、着実に手をまとめてヤミテンで上がる。そして最後にリーチ一発ツモタンヤオイーペーコードライチのハネマンを積もり上がるなど勝負強さを見せた。結局、船戸先生と大接戦の末、最後の半荘のトップは1500点差で彼に譲ったものの、5万点を獲得し、2位。ハコをかぶり沈むカワラをさらに突き放した。白々と空けた外の景色。さすがに午前7時を越えて皆の腰の痛みの限界も近く、「もう半荘しよう!」と言い出す猛者はいなかった(勝ち逃げは許されないので、半分覚悟はしていたが。僕がトップでなかったら、まだ続けたかもしれないけど)。4人は怒濤の疲労感の中、雀パイを片付けた。
こうして熱い戦いが幕を閉じた。今年は余裕の勝利で細コロ麻雀大会5連覇達成!いやあ、勝つのはいつも清々しく、気持ちいい。この年になっても、まだまだ徹マンをして勝ち切る自分が嬉しい。リーチ一発ツモ、は今年もヤスを大いに助けてくれた。定山渓にはヤスに寄り添ってくれる麻雀の女神が宿っているに違いない。

麻雀大会結果

1位 ヤス 北海道大学 +8万6千点
2位 船戸先生 大阪大学 +5万5千点
3位 井垣先生 京都大学 +3千点

updated : updated :2016/04/21